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英語感覚の指導法


まず、以下の1文を読んでみてください。もし文に誤りがあれば訂正してください。

Our president implicitly suggests that our manager changes the path to the goal.

このような問題を見るとsuggestという単語にピーンと反応してthat以下の動詞が原型になっていることを確認するといった直観力を養うのは大切。

文法の本では仮定法現在という項目を見ると、さらに詳しい説明があって、「suggestやdemandなど「提案・要求・命令・決定・・」を示す動詞のthat節の中の動詞は原型もしくはshould+原型を用いる」と書いてあり呪文のように唱えて丸暗記しているわけです。

しかし、このことよりもっとはるかに重要なのは、どうしてそうなるのでしょうか?と考えてみることなのです。それが決まりだからという覚え方では英語が出来るとはいえません。changesをchangeに変更して疑う余地もしないのでは足りません。

言語は気持ちを反映するものです。原型にするなら原型にする"気持ち"があります。またshould+原型にするなら、そうしたい"気持ち"がやっぱりあるものです。そういった"気持ち"を理解しないと言語を生きた言葉として使う実感がわきません。

命令文の時に原型の動詞から始めるのと同じで提案、要求、命令の後のthat節の中で動詞の原型を使えば命令文のイメージとぴったりとマッチするわけです。これでshould+原型を使うのもわかります。要求するわけですから、「〜すべきです」とういう言葉のイメージとマッチするわけです。

提案、要求、命令の度合いが弱まればもはや命令文のイメージでも「〜すべきです」のイメージでもなくなるのは納得できます。それであれば、原型にしたりshould+原型にしたりする"気持ち"にはなりません。

意味は「私たちの社長は部長は目標までの道のりを変えてもよいと暗に示す。」

強く提案するのであれば命令文や「〜すべき」のイメージで原型やshould+原型を用いても不思議はないのですが、暗に示す程度ならば命令文や「〜すべき」のイメージにもなりにくいものです。

答え:訂正箇所は無い

文法を理屈にかなって覚えていることは生きた気持ちを伝えるのに大切です。

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